背 景
北朝鮮の洪水被害が報道されるが、その実態は闇の中である。
今回の思った事
洪水の痕跡をGoogle Earthで調べてみた。
調べた事
Google Earthで近年特に洪水の被害が出ている北朝鮮の東北地方を調べてみた。
Google Earthの衛星画像なので、探索する場所毎に見る事の出来る写真の撮影年月日は異なる。その為、見れる範囲で探してみた。
見つけた場所
洪水範囲を見るための比較場所(日本)
①咸鏡南道
北青郡
居山駅の北側
繪山駅の北側
松端駅の北西
利原空軍基地
端川市の鉄橋
汝海津駅東側
②咸鏡南道北道
鶴城駅の西側
松上駅の北側
鏡城郡
勝岩駅の西側
③羅先特別市
厚倉駅の東側
分かった事
比較した日本の洪水は、関東平野ということで、広範囲が平らな平野の為
一旦堤防が決壊すると広範囲で氾濫する。
しかし、北朝鮮の東北地方は、関東平野の様な大きな平野は無い為、
堤防が決壊しても、今回の見つけた場所では、
広範囲には氾濫していないものと思われた
(氾濫直後の写真が無い為、氾濫範囲は不明)。
被害の時期
大体8月から9月に発生している。
堤防の決壊
2020年でもかなりの箇所が決壊している。
しかし、決壊した場所では密集した人家は無かった。
土石流
土石流の被害で橋が壊れたと思われる場所もあった。
修復期間
堤防、橋、鉄橋等は、
重要な場所(畑、都市、大動脈)は、直ぐに修復に取り掛かるが、
重要でないところは、放置されている。
動 画
最後に感じた事
過去(2015の年以前)の衛星写真が無い為、過去の状況は分からない。
2015年から2020年まででは、人命に及ぶ大きな被害の場所は見られなかった。
小さな堤防決壊や、土砂崩れ等は、毎年沢山起こっているようなイメージがする。
しかし規模が小さい為、放置しているところとかが多い気がした。
余程、大きな被害でないと国家は、対応してくれなさそうだと思えた。