思い付いたことを書いてみた!!
これ本当!!、これって何?、これが正解かな!!、などを調べた結果を書いてます。

新型コロナは悪魔の風邪だった!!(重症化後、リハビリして回復するまでの闘病記)

背 景

 

 2020年12月中旬に新型コロナに感染し、

その後、重症化して人工呼吸器を装着し、

人工呼吸器を外された後も、筋力低下でリハビリして一応回復するまでの

闘病記を公開します。

 

 

思った事

 

新型コロナで重症化すると大変な事になるということを知って欲しい。 

 

注)ネットで重症化した方の詳しい状況等を調べたが

  そのようなものは見つからなかった。

  ということで、自らの体験を書いてみました。

 

 

なぜ感染したのか?

 

 

これは確かな事は分からないが、

その後の体調の変化からして、多分これしかないと思えた。

 

それは、ジムに行くために電車に乗った(約15分)ところ、

電車は空いていたが座席の中央にゼイゼイ息が激しい方がいた。

(自分の中ではスーパーウルトラコロナサラリーマンと思ってます)

自分はドア側に座りマスク(何日もしている不織布マスク)をしていたが、

この方から大量にコロナ菌を吸い込み感染したのかも?

 

以前このブログで書いた

7maru.hatenablog.com

のオーラは、全くありませんでした。。。。これは気のせいだったのか?

 

その後の体調の変化と入院までの軌跡

 

ジムが終了後、牛丼屋で普通のネギ玉牛丼を食べたが、お腹がパンパンになった。

普段は、普通盛りでお腹が一杯になることはない。

そして、やりたい事もやる気が出ない感じに。

 

その後、2日間は家で過ごし、3日目に朝37.1の熱が出た。

夜には、39度超えに。

そこから37~38度の熱で4日間家で寝込んだ。

4日目から咳が出だした。

 

症状は、

  目玉の上が痛い。

  咳が出る。

  鼻水。

  目玉と額の中が風邪っぽい。

  右の腰が痛い。

  おならが出る。

  食欲が少なくなる。

実際は、午前中はPCで仕事して、午後からは起きてるのが辛くて寝込む感じ。

 

4日目の夜中にウィルスへの最終総攻撃を掛けたのか体が熱くなり

朝には熱が下がった。

症状からしてインフルエンザだと思っていた。

 

なお、家族は妻の実家に行っていて、濃厚接触者ではなかったのがせめてもの救い。

 

掛かりつけ医院の発熱外来へ

 

発症後5日目の月曜日に朝かかりつけ医院(高血圧で通院)の発熱外来を予約。

昼に車で行って、酸素濃度(酸素飽和度)が93%、

レントゲンで2か月前に撮った画像と比較して影あり、

新型コロナの肺炎が疑われるので、ここではPCR検査は出来ないと言われ、

大きな病院の発熱外来を紹介され、

 

相手の病院の医師には内容を伝えているので、

どこにも寄らず直ぐ行って下さいねと念を押された。

 

入院した病院を紹介された

 

直ぐ車で紹介された大きな病院に行き、インフルエンザ・PCR検査を受け、

期待していたインフルエンザは陰性。これはヤバイ。

そしてCT撮影し、その画像を見たらまさにコロナ肺炎だった。唖然!!

対応した医者から、まだグレーだが完全にブラックの新型コロナ肺炎と診断。

 

そして、入院を勧められ

(家にPC取りに行ってもいいか→ダメ、コロナ感染者なのでどこにも行ってはダメ)

①コロナの場合は発症してから明日7日目が重症化の境目と聞いていた

②宿泊施設で一気に悪化して亡くなった方がいる報道

上記より、これは入院しないとヤバイと思い、即入院しました。

 

でも車が病院の駐車場に。。。

 

ここまでの自分の症状

 

①熱は4日目夜中にコロナ菌への最終総攻撃を掛けたのか体が熱くなり

 朝には熱が下がった。

②4日目から咳が出て来た。

③食欲が日に日に少なくなって行った。

 (前日は即席ラーメンが食べれたが、翌日は半分でお腹一杯になった。)

④味覚臭覚障害はない。

⑤息苦しさはあまり感じなかった。

⑥発症してから夜2時間ぐらいしか寝れない。

 

自分の基礎疾患

 

基礎疾患は、高血圧のみ。

喫煙は、なし(若いころは受動喫煙のみ)

 

 入院後、人工呼吸器が装着されるまで

 

PCR検査で陽性になるまでは、コロナ病棟の手前にある病室で待機することに。

鼻から酸素吸入し、徐々に酸素投入量も増えてきた。

 

コロナ陽性が確定するまではコロナ治療が出来ない

 

ここで問題と思ったのは、陽性と確認されるまでは、

新型コロナの治療が出来ない点。

 

完全に新型コロナの肺炎画像なのに、新型コロナの治療を開始できない

 というのは、わざわざ悪くなるのを待っている感じがするのですが。

 

 

新型コロナは、急激に悪化する方がいるのだから、

新型コロナでは、この基準を見直した方がいいと思うが。

注)レムデシビルの1本の価格は、なんと4万円もする。

  治療費援助でなく、これを自費扱いで払えと言うのは辛いですよね。

 

 

ここで入院後3日目の午前に担当医から陽性を知らされる。

(担当医は、待機中も新型コロナを想定した治療は行っていたよと)

 

治療方針は、レムデシビルを使用し、副作用等の説明も聞いた。

 

午後からコロナ病棟内の大部屋に移動。

 

で、酸素投入量も段々増えていき酸素マスクタイプに。

入院後6日目の午前に空いた個室(集中治療室)に移動、

午後には酸素投入量も最大になり人工呼吸器の装着を進められ合意。

 

装着する前に説明を受ける。

  • 装着するときは苦痛なので鎮静剤を使い行う。
  • 装着した挿管チューブを取られないように両腕を縛る。
  • 気管切開もありえる。
  • 悪くなると大学病院に転院(ECMO使用時)

ということで、鎮静剤使用で知らぬ間に装着されていた。

 

 人工呼吸器を装着されると、信じられないくらい非常に辛い!!

 

人工呼吸器を装着すると、どうなるのか

個人差があると思うので、あくまでも自分の状況です。 

 

自分の状況は、人工呼吸器を装着される前から、装着された後も

装着外されるまで、意識がハッキリしていた。

 

その代わり眠れなかったが。。。

 

一時もうろうとしていたが意識ははっきりしていた。

 

ここが他の人工呼吸器を装着された方の体験とは異なるとこ。

退院するときに看護師に聞いたが、意識がハッキリしている方が

徐々に増えているというようなことを言っていた。

 

他の方は、意識がもうろうとして、人工呼吸器装着を覚えいない方や、

装着されたけど眠っていて辛さが分からない。

自分からすると、ある意味それは幸せだなと思った。

 

 

  

人工呼吸器を装着され、抜けるまでに13日間。

この期間、最初はコロナ肺炎、その後別の肺炎でした。

 

自分は、口から気管挿管されました。

マスクはしてないので、鼻からも息が据えます。

舌を挿管に当たてると金属管のようでした。

 

 

機械の呼吸に合わせる

まずは、機械の呼吸に合わせて呼吸しないと咳が出たりととても辛くなる。

機械は、1分間に10回の呼吸に設定されていたので

機械に合わせて5秒吸って、5秒吐くの繰り返し。これに慣れるのがまず大変。

 

なにしろ、大きくゆっくり深呼吸するように。

短く呼吸するのではなく。。。。

 

機械に合わせて吸うが、目を閉じると映画の世界になる

 

これが、不思議なのだが、コロナ肺炎の時は

短い映画が7本ぐらい切り替わり、また元に戻る。

この時戻るときに、カキーンと衝撃が走り、一瞬呼吸が辛くなる。

 

注)自分では見たこともない映像が流れるが、

  コンピュータ制御で、わざと流されてるのかと思ったが、

  コンピュータはないので、幻覚なのか、

 

  でも意識がハッキリしているので、

  意識して目を開ければ、天井が見えるので幻覚とは思えない。。。。

 

その他の肺炎の時は、

海外の2,3秒の動画がドバドバと流れる。当然、今まで見たこともない。

この時は、いつカキーンと衝撃が走りリセットされるか分からない。

 

動画の内容は、海外の町中の映像、祭りの映像、YouTubeにありそうな映像など。

これが眠れないので一日中流れている。さすがに辛くなると目を開けるが。。。

 

 また、口のところに左右にスライドするスイッチがあり、

これを看護婦さんが時々切り替える。この意味が分からないが。

 

そうすると、今までの一定の画像や呼吸のパターンがリセットされ、

違ったパターンになるので、これも辛かった。

 

 

全く眠れない

 

これは、目をつぶり映画が流れるだけなら、辛くなく眠れるのだが、

定期的にカキーンとリセットされ、息が辛くなる、

また、息が機械に合わなくなると、映画もリセットされ、息が辛くなる。

 

さらに痰が出たりすると、これまた息も体も辛くなる。

コロナ肺炎時は、胃から逆流し、胆汁が口から溢れ出すこと2回。

これは辛くないが、口を通って外に流れ出す。

 

流れ出したものを見て、看護師さんが「えっ」と叫んだ。

色が凄かったのか?

 

これを防ぐために鼻から胃へチューブを挿入したが、

その後は、逆流したかは記憶にない。

 

ということで、全く眠れない。

 

 

 全く喋れないので、文字盤で意思疎通

 

人工呼吸器を 挿入されると声が出ません

看護師さんとの意思疎通は、文字盤(ひらがな)を介してしかできない。

 

意識がはっきりしていれば、頭で考えた文字を指せるが、

意識が段々もうろうとしてくると、

頭で考えた文字と指した文字が異なる。。。

さらに腕が重くてなかなか上がらない。

 

看護師さんが発する声が、頭で考えていた文字と異なるので間違いが分かる。

でもなんで間違えたのかが分からない。えっ違うの。。。

再度、文字を示すの繰り返し。

最後、看護婦さんの予測も手伝って、なんとか伝える。とにかく大変。

 

 この改善策は、文字盤の他に、指摘した文字列を別の紙に書いて置き

最初にそれを見せて、無ければ文字盤を使うようにする。

大体伝えることは、ある程度決まっているため。

 

 一番辛いのが看護師さんが痰を取りに来た後

 

コロナ肺炎の時は、痰を取るシステムが構築されていなかったので、

痰を取る看護師さん二人組が来てチューブを口の中に入れて、

チューブで口の中をあちこち吸い取るが、吸い取るときも辛いが、

吸い取った後が、咳が出て非常に辛い状態が3分ぐらい続く。

 

頼むから来ないでくれって感じ。

 

なにしろこれが一番辛かった。

 

で、文字盤で「君たちが来た後つらくなる」と訴えたら、

その他の肺炎の時に痰を取るシステムを構築してくれて、

その後は、大分楽になった。

 

看護師さん達も冬なので厚着してコロナ対策して最後にビニール来て、

対応してくれる。部屋は24度ぐらいに設定してあるので、

看護師さんがいろいろ対応して最後にしゃがんで

「暑い」と漏らした時に。

 

看護師さん達も皆大変な思いして対応してくれているんだなと思い。

辛くても怒った対応をしては行けない、感謝、感謝の気持ちになった。

 

 

 両手を縛られ、まな板の鯉状態

 

 両手を縛られていたことは、人工呼吸器装着前にその理由の説明受けていたので

自分から取ろうと思わなかったので、仕方ないなと思っていた。

 

完全にまな板の鯉状態で何も出来なかったが、

この時に足を動かすトレーニングをやっていれば

人工呼吸器が取り外された後の筋肉量低下を防げたのかは不明だが

少しでも防げるのであれば、やっておけば良かったなと。

 

装着前に筋肉量が低下しリハビリが必要とは聞いていたが、

まさか、人工呼吸器が取り外された後の筋肉量低下が50%もあるとは、

思ってもみなかった。

 

時々看護婦さんが足を動かしてくれるが、

一時、大分固くなっていたようだ。

 

ただし、人工呼吸器が取り外された後、13日目にシャワーに入ったが、

この時に体の状況を見ると、

筋肉は減っていたが、期待していたお腹の脂肪は、ほとんど減ってない。

 

脂肪から減って欲しいが、なんで筋肉から減るんでしょうか?

 

 

 点滴の個数と内容

 最大4個

 ①栄養(500mlを6時間で投与)

 ②レムデシブル(1日1回2時間で投与)

  その他の肺炎時は、別の薬

 ③教えてもらってない点滴・血栓防止の点滴

    血栓防止の点滴のみ退院する5日前まで継続

 ④最後の1個は、その他の肺炎時に。採血用?覚えてない

 

 

人工呼吸器装着時の生活

 

装着後は、上体は首しか動かせないので、TVを観る気もしなかった。

食事もないので寝てるだけ。

 

看護師さん達のお仕事

 

毎日、看護師さんが検温や血圧測定、採血や、点滴交換、

体を拭いてくれる、痰を捕ってくれる等で来てくれる。

 

また日に1回、レントゲン技師が移動式のレントゲン装置で

レントゲンを撮りに来ます。

 

ときどき看護師さんが足の曲げ伸ばしをしてくれる。

一時期、固くなっていたと。

 

自分でもやってといわれるが、まさか大幅に筋力低下するとは思っても

居なかったのでちょっとだけ動かす程度でした。

 

また、床ずれが出来るからと、お尻を動かしてと言われるが、

これは特に問題なし。

 

皆さん感染防止着で来てくれるので大変なことです。本当に感謝です。

 

ナースコールだけは手離せない

 

なにか問題があると、ナースコールで看護師さんを呼んで、

文字盤で伝えて対処してもらうので、ナースコールは右手の中に。

 

一番、朦朧としていたのは、年末でした。

文字盤を差すが思い通りに頭と指が異なる。。。。状態でした。

 

ただ一つの楽しみ

 

年が明けて、

 

ただ一つの楽しみは、箱根駅伝を見ること、

看護師さんに予め文字盤で伝えておいたので、

スタートの場面から見れました。

 

でも、5分位したら、眠ってしまったのか記憶が飛び、

気が付いたら3区で、さらに音だけ聞いている感じで、

最後、5区の終盤にハッキリとして見られた。

 

往路は、殆ど記憶になく、最後の最終区の逆転劇の場面でハッキリ見れた感じでした。

 

人工呼吸器が取れるまで

 

 このころ、日にちは記憶がハッキリしていないが、

担当医でしょうか、肺の超音波測定をして、その後、良くなって行ったのでしょうか?

 

人工呼吸器を装着されてから11日目からは、痰を取るシステムも取れ、

今までの目を閉じると出てくる映像も消え、カキーンもなくなり、

呼吸が楽になった。

 

これは、人工呼吸器が外される前提かなと期待したが、

翌日になり、看護師さんから取れそうな話があるが、この日もなし、

 

人工呼吸器を装着されてから13日目の朝に、看護師さんが今日取れるよと。

ところが、人工呼吸器の担当者は来るが、チェックするだけ。

で、昼を過ぎ、午後になり、で、やっと夕方に取ってくれました。

このときは、鎮静剤も打たずに、なんか、あっという間に取れた感じでした。

 

やっと、解放されたという感じでした。

まずは、水をグイグイ飲みたいと。

 

 

人工呼吸器が外れた後のリハビリ

 

人工呼吸器が取れた日は、特に何もなし。

 

 

声が出だした

 

人工呼吸器を装着しているときは、声が全く出せなかったが、

取ったので声が出せる状態になったが、声が掠れて良くわからない状態。

でも、看護師さんが、現状、良く出てると。

 

その後、体全体の筋肉が戻って行くように、声も出せるようになった。

つまり、体全体の筋肉量が低下したため、声も出なくなったのだろう。

 

楽しみはTVのみ

 

人工呼吸器が外れたので、体もある程度は動かせるため、

楽しみはただ一つTV見る事。

 

地上波とBSが観れるが、

自宅ではプロ野球観戦用のスカパー主体なので、

普通のTV番組を見たが、どれも同じような内容ばかり、

ということで、ワイドショー的なニュース番組を見ていた。

当然、新型コロナ関連番組ばかり。

 

巷では、2度目の緊急事態宣言が。。。東京の感染者が2000人越え

という感染爆発状態で、入院したくても入院できない感染者が多いと。

 

いやーーー知らない間に、トンデモナイことになっていた!!

ということで、日々感染状況を見ることに。

 

しかし、問題が、なにしろ尿の回数が多いので、夜中も2時間おきにもよおす。

当然、寝れない。。。

 

しかたなく、夜中にTVを、

スーパーボールのプレーオフのアメフトの試合が中継されていた。

 

食事が出てきたが。。。

 

翌日、午前中に、まず水を飲んでみましょうということで、ほんの数滴飲んだ。

体が、一気にがぶ飲みするような感じにはなってない。

このときは、体全体の筋力が相当減っていたので、気力もなかった。

 

 

水が飲めたので、昼から食事を出すと。

かなり期待してお昼を待ったところ、

 

出て来たのが、

  カップに入った普通のヨーグルト、

  丸い小さなカップの甘いゼリー。

看護師さんに「えっ、これだけ!!」と言ってしまった。

 

これが3食、そして、流動食が3食、その後段々固い状態に変わって行った。

まあ、3週間も胃に食事を入れてないので、まずは慎重にでしょうか。

 

筋肉が50%無くなった?!

 

で、呼吸器を取ってから4日目に、看護師さんが立ってみましょうと

言われたが、ベッドの淵に座って、びっくりした。

 

体を触ってみると、足の骨に筋肉がふわふわの状態で付いていて

皮がたるみ悲惨な状態。筋肉量は50%に半減していた。

ベッドの端に両手をついた時点で体が前に倒れそうにフラフラ状態。

とても立てる状態ではない。

一応、歩ける状態を100%として、現時点を回復度=0%とする。

 

 これは食べなくてはと思った!!

 

 なにしろ食べるしかない。そして筋肉量を増やすしかないと思った。

ということで、食事は三食残さず食べました。

 

少しづつ筋肉が付いてきた

 

呼吸器を取ってから6日目に、少しずつ体にも筋力が戻りつつあるのが

感じられ、今日は、なにしろ人工呼吸器を付けてから、大きい方はしてない。

ということで、腹が張って来ているので、看護師さんに掴まり、

ベッドから立って車いすに移り、トイレに行って、便座に移り

済ませました。いやーーー大量に出た。。。。

回復度=30%

 

さらに、 次の日には、半円形の手押し機に掴まり、フラフラながらトイレに行けた。

なかなかいい感じ。

回復度=45%

 

この日、個室(集中治療室)から大部屋に移動。

要するに退院部屋に移動。

 

 次の日には、半円形の手押し機に掴まり、ちょっとフラつくもトイレに行けた。

この日、やっと導尿カテーテルも取れた。その後は、自分で尿瓶に。

回復度=50%

 

 

 やっと点滴棒に掴まり歩けるようになって来た!!

 

 呼吸器を取ってから9日目に、点滴棒に掴まってゆっくり歩けるようになった。

午後には、再び別の大部屋に移動。移動時は、点滴棒に掴まり約20m移動。

回復度=65%

 

食事がグレードUP!!

 

この日の昼食から、看護師さん曰く、「食事グレードUPしましたね」

そう、やっと普通の食事になった。野菜もそのままの形で出てくるし、

鶏肉もそのままの焼き加減。やっと、普通の生活に戻れる実感が沸いてきた。

 

PCの到着!!

 

なにしろ入院したときは、まさか入院するとは思ってみなかったので

PCを持ってこなかった。したがって、これまでの楽しみはTVのみ。

この日、2,3日前に看護師さんを通して妻に頼んでおいたPCが、

やっと来た。それ以降はTVはほとんど観ずに、PCで調べ物を。

 

大量メールの整理や、HPの更新、世の中の状況サーチが主体。

 

で、次の日に、新型コロナで入院すると治療費はどのくらいかかるのか調べた。

 

結果は以下の通り。

①治療費    

  コロナ陽性確定後、退院するまでの費用は、自治体から支給されたので無料。

②差額ベッド・コロナ陽性までの治療費・食事代・TV代

  コロナ確定までは、自費扱い

③(病院着・おむつ・歯ブラシ・テッシュ)のレンタル代、 イヤホン購入費、

  その他雑費(シャンプー・ボデーソープ・マスク・杖等購入費)

④食事代(460円/食)・TV代

  病院の入院費の為、自治体から支給されたので無料。

⑥駐車場代
  駐車日数分の代金、これが痛い。。。妻が代行で対応してくれた。

 

入院日数で異なるが、通常(保健所経由での入院の場合)は③のみの為、

②・⑥以外は別として、そんなに大金は必要ない。

 

 

自分で筋トレを

 

 呼吸器を取ってから11日目。

体全体が動いてきた。病院側は筋トレしてくれないので、自分で筋トレを考えた。

 

自己筋トレ方法:


①太もも前側:

 ベッドウレタンの両端を足首で挟み、太ももに力を込めて中央へ挟み込む。
   10秒×3回/1セット


②太もも裏側:

 ベッドの足側の柵の上側に足平を置き、力を込めて押して太ももとお尻をベッドから上げる。
   10秒×3回/1セット


③ふくらはぎ:

 ベッドの足側の柵の下側に踵を置き、力を込めて押してふくらはぎに力を込める。
   10秒×3回/1セット


④お尻:

 両膝を曲げ、お尻を浮かす。片膝を曲げ、お尻を浮かす。
   両膝:最大100回、片膝:最大30回/セット


⑤足全体:

 ベッドから立ち、ベッドの柵に両手を持ち、スクワット
   10回


⑥太もも:

 ベッドに座り、足を上げて自転車漕ぎ
   最大50回


上記を1~3セット。回数や秒数の負荷度は、体の状態次第で変更する。
注)病院での筋トレ解説図は④のみ。

 

 

ついに退院勧告が

 

 呼吸器を取ってから12日目。血栓防止の最後の点滴も終了した。

この日から連続二日、唾液を採取して、PCR検査を。

陰性なら退院が可能な状況に、しかし、まだ点滴棒なしでは歩けないので、

退院日は調整に。

回復度=75%

 

入院後、初めてシャワーを浴びる

 

 点滴棒に掴まり看護師さんに付き添われてシャワー室に。

自費で看護師さんに頼んで病院内で買った旅行用のシャンプーとボデーソープを

使い体を洗った。なんと、1カ月ぶり。いやーーー垢が凄かった。でも気持ちいい。

 

PCR検査陰性、やっと退院!!

 

 筋トレもあり、さらにトイレには点滴棒を使い歩いて。

段々、筋力も付いてきて、検査していたPCR検査も陰性。

 

ということで、まだ自分の足では歩けないが、

杖を使えば歩けるので、退院ということになりました。

看護師さんも病院に居るよりは自宅で過ごした方が早く良くなるよと。

退院日の回復度=85%

 

ただ、心配だったのは以下でした。

 

 ①頻尿(これは、最終日には3時間に1回に減って来た)

 ②睡眠障害:眠れない(①の影響)

 ③家の階段が昇れるか

 ④肺のダメージで咳が出る。

 

 ということで、35日入院し、やっと退院できました。

この間、懸命の治療・看護をしてくれた医師・看護師・検査技師・その他の方に

本当に有り難うございました。その介があってなんとか戻れました。

 

 

 退院後のリハビリ

 

まずは、家階段。片手で杖を使いながら、

もう片方は手すりに掴まりながら自力で歩けた。 筋トレが功を奏したかな。

 

 そして退院の夜。

なんと、ぐっすり眠れた。途中で起きることもなく。

やっぱ、①頻尿は精神的なものか、

睡眠障害は、退院日は沢山歩いたことで眠れたかな。

 

なんとか自分の足で歩けた

 

その後は、朝筋トレ、午前中はPCで仕事。午後は休憩。

1週間後には、杖を使わずに無意識にトイレまで歩けた。

 

その後、家の外を150m、450mと、1kmと徐々に距離を伸ばして行ってます。

まだ筋肉が100%でないので、ゆっくり、呼吸もまだ苦しいので咳もでる。

 

2週間後には、100%とは言わないが、スーパーまで買い出しに行けた。

 

 後遺症

 

後遺症は、以下

 咳・痰

 

咳・痰は、人工呼吸器を取ってから、以下の時が激しい。

 

①トイレに行くと。

 

まずは、トイレに行くと咳が激しく出る。導尿管が取れてから

尿瓶を使う時も、凄い咳が、何しろ体の内部の筋肉を使うと咳が出る感覚。 

 

 その後、トイレの咳が退院後は、段々治まって来た。

 

 

②寝てるときに、横向くと

 

これは、胸がプルプル震えてきて、我慢できずに咳が出る。

これは退院後は、治まった。

 

 

③胸を斜めにして座っている

 

入院時は、ベッドの角度を変えられたが、60度より低くしていると

咳が出てくる。退院後も、この状況は変わっていない。

 

 

④普通に座っていても

 

③と変わらないが、椅子に座って仕事してても、

喉の奥がイガラッぽく成ったり、痰が絡んだりした時に咳がでる。

退院後も変わらない。

 

 

⑤長い距離を歩くと

 

長い距離を歩くと、後半に咳が出てくる。

退院後も変わらない。

 

 

 ⑥重い荷物を持つと

 

⑤と同じかと思うが、肺に負荷を掛ける事をすると咳がでる。

 

 

 

⑦高音、裏声を出そうとすると咳が出る。

 

歌を歌おうとするが、高音や裏声の場面になると

咳が出て歌えない。

 

⑧咳が出ると鼻水もでる。

 

退院後、咳を沢山すると鼻水も出てくる。

風邪を引いた状況だが、風邪は引いていない。

 

 

ということで、今も無理せずにリハビリを続けてます。

 

退院するときに看護師さんは、

「3ヵ月はリハビリで。ジムには、3か月後にと」

 言っていたが、現在の状況からして、この咳が治らないと

ジムには行けない。

 

 

退院2か月後

 

健康診断のレントゲンで新型コロナの肺炎の傷跡が残っていると。

その影響で、咳や息苦しさが出ていると思われる。

 

しかし段々、後遺症も改善し、後遺症で残っているのは、

⑥と⑦

 

⑥は20m登るだけで息が切れる。

 

⑦は、少しだけよくなっているが、原因は人工呼吸器で声帯が傷ついたか、肺炎の影響かはまだ分からない。

 

ジムには、3ヵ月待たずに2か月後に行けた。

 

 

 最後に


今回思った事

 

1)現在の新型コロナは、普通の風邪ではありません。

  悪魔の風邪です。

 

2)かかりつけ医は大事です。

 

3)入院中もそうでしたが、特に新型コロナは重症化すると呼吸困難になるので、

  酸素濃度(酸素飽和度)を測定するパルスオキシメータが大事です。

  この数値の意味を理解して使用すること。

 

4)人工呼吸器には、2度とお世話になりたくない。

 

5)今回対応してくれた医療関係者の方々には感謝の言葉しかありません。

 

6)なにしろ早く新型コロナが収まり、浜スタのあの応援の雰囲気に戻りたい。

 

 

今回分かった事

 

・筋力低下は、なにしろ食べれば元の筋肉量に戻る。

   筋肉の組織自体は維持され、単に筋肉の中身だけが溶け出したのかも

   食べることで、筋肉の中身が元に戻ったものと思われる。

 

 

 

以上です。